下痢予防に自分のところの初乳を少し添加したい
移行乳が良い、下痢予防に初乳を足すと良い、という情報が多々あり、じゃあ農場でやってみるか、となった時に、初乳を毎回一部の子牛にだけ融かして計って足して、というのは面倒ですよね。
こういう時私は飼料メーカーの人間なので、うちの初乳製剤の粉末を朝、晩足せばOKですよ、とか言っちゃうのですが、初乳が手元にある場合はわざわざ買う必要もないわけで。ちなみに初乳製剤の添加の場合、あくまで個人的な感覚としてですが、コストと効果のバランスで見ると1日25g位から、良い反応が出る印象です。
そして初乳を少量添加する簡単な方法として海外の技術者から、氷を作るアイストレーに初乳を入れて凍らせれば、足すのがめっちゃ楽!だそうです。斬新!このキューブを哺乳瓶とかバケツのミルクにポイっと入れちゃえばすぐ溶けるし簡単だよ、と言ってました。
アイストレーで初乳キューブ

海外の子牛サイトでは、下記のような感じで1日1頭あたり、この初乳キューブを2つ、生後10-14日まで足せばOK、と書いてあります。
海外の獣医さんなんかも、1日2-3個を目安に足してもらってるよと言ってました。

一応計算してみた
初乳キューブを何個足せば、何gのIgG相当になるのか、そのためにはまずアイストレーの1個あたりの容量を調べなくてはいけないのですが、世の中には色々調べてる方がいるんですね、、、添付のブログを参考にアイスキューブは1個30-40mlと仮定します。

そこに、農場でのBRIX測定値25%の初乳と仮定して、BRIX25%ですとざっくり見積もってIgGをざっくり75g/Lと仮定※、いや、でもやっぱりブレが心配なので少なく見積もっておいて50g/Lと仮定して、、、まぁ両方計算すればいいですかね、
※根拠は下記から

優柔不断がゆえに長々と計算していますが、例えばIgG50g/Lなら200ml、(アイスキューブが1個40mlと仮定すると1日5個)例えばIgG75g/Lなら133ml、(アイスキューブ1個40mlと仮定すると1日3.3個(ざっくり3個)、という感じでしょうか。
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